さっぱり甘い「夏の味」 地元の梅と砂糖のみで梅シロップ 農園と酒蔵が共同開発 栽培も加工も毛呂山

白加賀のみのパウチタイプ(武州農園提供)

 梅や栗、ユズを栽培している埼玉県坂戸市の武州農園は、毛呂山町の麻原酒造と共同開発した梅シロップを発売した。同町にある同農園の農地で、この夏収穫されたばかりの梅の実を使用。栽培から加工までを地域で一貫して行おうと、今年初めて、地元の酒蔵と連携して商品化を進めた。

 シロップは、梅と砂糖のみで作られた。「白加賀」を使ったものは、透き通った黄色のすっきりした味わい。「南高梅」のシロップは薄いピンク色で、まろやかな味となっている。水や炭酸水で割って飲むほか、かき氷にかけたり、ゼリーにしたりと、さまざまな楽しみ方ができる。

 パウチタイプ(内容量220グラム、参考小売価格税別454円)は白加賀のみ。瓶タイプは白加賀、南高梅の2種類をセットにした(同630グラム2本、同3352円)。商品は同農園のオンラインショップや、毛呂山農産物直売所などで取り扱っている。

 問い合わせは、武州農園(電話070.9131.1053)へ。

南高梅との2種類をセットにした瓶タイプ(武州農園提供)

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