決勝日も猛暑続く。日曜フリー走行は小林可夢偉が首位。宮田10番手、ローソン14番手/第7戦もてぎ

 8月20日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦が行われている栃木県のモビリティリゾートもてぎは、決勝日を迎えた。午前9時25分から30分間行われた日曜フリー走行では、各車が決勝に向けたセットアップ調整を進めるなか、小林可夢偉(Kids com Team KCMG)がトップタイムをマークしている。

 予選日と同じく朝から真夏の太陽が照りつけるなか、気温31度/路面温度41度というコンディションでセッションはスタートすると、各車は一斉にピットへ。アウト/インで戻ってきた各ドライバーは、ピットロードエンドで次々とスタート練習を行っていく。

 ここで大湯都史樹(TGM Grand Prix)がエンジンストールしたか、ピット出口から発進できなくなり、メカニックの手によりいったん押し戻されたが、その後無事にコースに復帰していった。

2023スーパーフォーミュラ第7戦もてぎ 大湯都史樹(TGM Grand Prix)

 決勝想定のユーズドタイヤ、かつ多めのガソリン搭載量でのレースセットアップ確認作業が主なメニューと見られるなか、上位勢は1分35秒台から周回を開始し、その後1分36秒へと推移していていくクルマが多く見られた。

 とくに大きな混乱はなく各車は周回を重ねていき、予定どおり9時55分にチェッカーフラッグが提示された。

 セッショントップは序盤にマークしたタイムで可夢偉が奪う形となった。可夢偉のベストタイムは1分35秒392。これに0秒086差で山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が続いた。

 セッション残り5分を切ってベストタイムを更新した平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が3番手。さらにチェッカーラップでタイムを上げた国本雄資(Kids com Team KCMG)が4番手に続いている。

 予選終了時点で同点に並びタイトルを争うリアム・ローソン(TEAM MUGEN)は1分35秒台には入れられずに14番手、宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)は10番手でこのセッションを終えた。ランキング3位、ポールポジションからスタートする野尻智紀(TEAM MUGEN)は5番手タイムをマークしている。

 37周、または75分で争われる第7戦決勝レースは、このあと15時にフォーメーションラップがスタートする予定だ。午後に向けては、やや不安定な天候も予想されている。

2023スーパーフォーミュラ第7戦もてぎ 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
2023スーパーフォーミュラ第7戦もてぎ リアム・ローソン(TEAM MUGEN)
2023スーパーフォーミュラ第7戦もてぎ 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
2023スーパーフォーミュラ第7戦もてぎ 国本雄資(Kids com Team KCMG)
2023スーパーフォーミュラ第7戦もてぎ 野尻智紀(TEAM MUGEN)
2023スーパーフォーミュラ第7戦もてぎ 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

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