バスの正しい乗り方学ぶ 山形・山交バス本社

親子約30人がバスの正しい乗降方法を学んだ教室=山形市・山交バス本社

 子どもにバスの正しい乗り方を教える教室が19日、山形市の山交バス本社で開かれた。親子約30人が同社社員から乗降方法や乗車マナーを学んだほか、トランクルームやエンジンなども見学した。

 バスに親しんでもらうとともに、利用促進にもつなげようと、同社が初めて企画した。子どもたちはバスの行き先を確認してから整理券を取って乗車し、降車時はボタンを押して運転手に知らせた上で、運賃箱に整理券と運賃を投入して降りることを学んだ。路線バスと貸し切りバスの乗り心地の違いも体感した。

 洗車機で車体を洗う様子を車内から見学すると、歓声を上げる子も。山形市の山形大付属小1年佐藤碧海(あおい)君(6)は社員を質問攻めにし、「青いバスが好き。運転席に座れて良かった」とにっこり。帽子を借りハンドルを握って記念撮影も楽しみ、すっかり運転手気分だった。

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