岩手県議選北上選挙区(定数4)に無所属の元職高橋孝真氏(72)が出馬の意向を固めたことで無投票ムードが一転、選挙戦が濃厚となり、現職4陣営は19日、選挙態勢の再構築に追われた。25日の告示が迫る中での異例の展開。元職と現職2人が旧和賀町を地盤とし、党派も入り乱れる混戦模様だ。
「無投票は避けなくてはならない」。高橋氏は18日、前回に続く出馬を決断。19日には和賀町後藤の事務所で準備を進めた。前回は1333票差の次点。選車や運動員の確保、ポスター作製も同時並行の走り陣立てだが「応援の申し出もある」と対応を急ぐ。