「インテリスタを満足させる義務」 インザーギがさらなる補強を示唆 「まだ何かが足りない」

[写真:Getty Images]

インテルのシモーネ・インザーギ監督が今夏中のさらなる補強を示唆した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

インテルは今夏、現在までに新守護神となるスイス代表GKヤン・ゾマー(34)、コロンビア代表MFフアン・クアドラード(35)、イタリア代表MFダビデ・フラッテージ(23)、フランス代表FWマルクス・テュラム、オーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(34)などを獲得している。

いずれも確かな実力者であり、インテルとイタリア代表の今後10年を担えるであろうフラッテージに加え、アルナウトビッチのように経験豊かなバックアッパーを確保できたことも好材料。新戦力は皆、実戦を通してフィットしていくことだろう。

ただ、最終ラインは少し心配だ。U-21ドイツ代表DFヤン・アウレル・ビセック(22)を獲得も即戦力かを判断するには時期尚早で、35歳のフランチェスコ・アチェルビは負傷離脱中。19日に行われたセリエA第1節・モンツァ戦ではサイドを本職とするマッテオ・ダルミアンが最終ライン3枚の右を担当した。

バイエルンからフランス代表DFバンジャマン・パヴァール(27)の獲得に乗り出しているのはこういった事情が重なっているためだが、インザーギ監督もモンツァ戦後、負傷交代したダルミアンの状態を「少し違和感を感じただけ」とし、パヴァールへの明言を避けつつ、さらなる補強を示唆している。

「パヴァール? 他クラブのプレーヤーについて話すことは賢明ではない。私に言えるのは、日々進化を止めないマーケットの中で、我々インテルも注意深く様子を観察し、何かを発見しなければいけないということだ」

「チームを改善するにはまだ何かが足りない。クラブは懸命に補強に取り組み、我々現場の人間はチームの強化に全力を注ぐ。インテリスタを満足させる義務が我々全員にあるのだ」

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