奈良県で金魚すくいの全国大会 小5女児92匹、兄と優勝

奈良県大和郡山市で開かれた金魚すくいの全国大会=20日午後

 国内有数の金魚生産地として知られる奈良県大和郡山市で20日、金魚すくいの全国大会が開かれた。丸形の枠に和紙を張った「ポイ」を手に、小学生から大人まで約1700人が熱戦を繰り広げた。小・中学生の部では、同市の小学5年下牧美結さん(11)が92匹をすくい、一般の部を制した兄とそろって優勝した。

 大会は今年で28回目。体長約4センチで赤色の「小赤」が約千匹入った水槽から、3分間でどれだけすくえるかを競った。

 下牧さんは初めての優勝で「自分の最高記録を出すことができて驚いている」と興奮した様子。兄で大学生の竜大さん(21)の記録は107匹だった。

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