【夏の甲子園】慶応、神奈川大会以来の左腕攻略へ 土浦日大との準決勝備え調整

挟殺プレーを繰り返す慶応の選手=鳴尾浜臨海公園野球場

 103年ぶりの4強入りを果たした神奈川代表の慶応は20日、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海野球場で約2時間の練習を行った。土浦日大(茨城)との準決勝に向け、走塁練習、打撃練習、シートノックなどで調整した。

 沖縄尚学との準々決勝でエンドラン失敗などが複数あったことから、練習は走塁からスタート。後半の大半は打撃に充て、主に左腕を想定し、センター返しを心掛けて打ち返した。

 森林貴彦監督(50)は「大阪入りしてからあまり走塁練習ができておらず、準々決勝ではミスも出た。改めてタイミングなどを確認した」と狙いを説明。また、甲子園では好右腕との対戦が続いており、「左腕と当たるのは神奈川大会決勝の杉山投手(横浜)以来。打撃練習はそこを意識した」と話した。

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