『DASHメシ遺産』クリガニから作る宮城県の郷土料理『カニばっと』を発見 殿様も感激した“ばっと”とは?

TOKIO・国分太一と岸優太が20日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演。日本全国を訪れてきたTOKIOが、農林水産省の郷土料理リストに載っていない“未知の郷土料理”を食するという好評企画『DASHメシ遺産』で宮城県気仙沼大島に向かった。

宮城県気仙沼大島

地元の方々に聞き込みを行い『カニばっと』という郷土料理があることを突き止めた2人だったが、肝心の食材『クリガニ』がないことで捜索は難航。しかし、漁港で『クリガニ』を保管していた漁師さんを発見し、実際に見せてもらったところ「でか!」「こういう形なんだ」と驚き。

『クリガニ』とは、東北地方などの浅瀬に生息する毛ガニの仲間で、値段は安いが、ぎっしり詰まったミソは味も評判。この食材をもとに“漁協組合の女性部の皆さん”が、カニばっとを作ってくれることになった。

女性部の皆さんが、小麦粉に水を加えてなにやら生地を作り始めると、その様子を見ていた国分が「“ばっと”って、ほうとうみたいなこと?」と質問。女性部の皆さんいわく「水団(すいとん)みたいなもの」とのことで、『カニばっと』の“ばっと”は、小麦粉を練った生地をちぎって、ゆでた料理であることが判明した。もともと、江戸時代の大名が食べて「こんな美味いものはご法度だ」といったことから、“法度=はっと/ばっと”となったとも言われているとのこと。

刻んだ大根と、半分に割ったクリガニを鍋でゆでたら、隠し味のしょうゆを加えつつ、一口サイズにちぎった“はっと”も一緒にゆで、ミソ、刻みネギ、豆腐で味を調えて完成。2人が早速いただいてみると「カニのダシと水団がすごくあう」「優しいけどダシが強烈にくるから、バランスが絶妙」と大絶賛。さらに、ぎっしりと詰まったカニの身にかぶりついた国分は「うま! これうまい!」と大興奮。岸も「甘いっすね。カニが」と、まさに箸が止まらないおいしさだった。

『ほうろきばっと』
『かぶぶかし』

そのほかにも、“はっと”を砂糖ときな粉とともに“放る”ように混ぜた『ほうろきばっと』や、砂糖漬けにした大島かぶと、小豆、もち米を一緒に炊いた『かぶぶかし』もいただいた2人。農林水産省の郷土料理リストに載っているのか調べてみたところ、「3つとも入っていません」と判明し、見事“メシ遺産”に登録。「おっしゃー!」と大満足な様子でロケを締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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