【インドネシア・バリ2023最新現地ルポ】絶景ビーチに癒され、暮らすように過ごすスミニャック

2023年初夏、バリ島のリゾートホテル「Wバリ スミニャック」の音楽イベントに招かれて、コロナ後に久しぶりのバリ旅行が叶いました。初めてスミニャックを散策すると、ノマドワーカーが自由に過ごせるカフェが目立ち、立ち寄ってみたいスポットがいっぱい。気の向くまま暮らすように過ごせるバリ島スミニャックの最新情報をお届けします。

椰子の美しいパーフェクトなビーチに感動

デンパサール国際空港で極彩色のガルーダ彫刻に出迎えられ、日本の真夏よりもっと湿度の高いねっとりとした空気に包まれると、8年ぶりにバリ島にやってきたという実感がわいてきました。

目的地は、バリの最新トレンドがいち早く生まれる町「スミニャック」。サーフスポットでも有名なクタや、昔ながらの漁村風景が残るジンバランでの滞在は経験済ですが、スミニャックは初めて。

今回宿泊したホテルはメインロード(ラヤ・プティトゥンゲッ通り)から西(海側)の路地に入り、竹林の小道を抜け、熱帯植物の茂る道を抜けるとありました。

滞在中は夕刻になるとただサンセットを眺めていました。人は大自然の中に抱かれると、自然のチカラとともに天然の色にも癒されるのです。

無垢な砂浜。ローカルの人もツーリストも、誰もがこの夕景を楽しみにしている様子。ワンコと散歩したり、恋人や友人同士、ファミリーで思い思いのサンセットを楽しんでいます。

以前滞在したジンバランよりも、海の中は澄んでいてきれいだと感じました。

スミニャックのおすすめカフェ、スイーツ店など

スミニャックは最新ダイニング、ショッピング、ナイトライフ、そしてパーフェクトなビーチライフ・・・。何もかもが徒歩圏内にあって、Wバリホテルの周辺だけでも十分に楽しめました。写真はスミニャック北側、チャングーにあるローカルバー「シャディー・oピッグ(Shady Pig)」。

カンバス・パティスリー・バイ・ヴィンセント・ニギタ

Wバリを出て、ラヤ・プティトゥンゲッ通りを左に進み5分もしないところに、お土産選びに立ち寄りたいおしゃれなスイーツ店「カンバス・パティスリー」を見つけました。

ケーキも、バリらしい彩りとカタチ! チョコレートもそろっています。

インテリアもイケてます。

カンバス・パティスリー・バイ・ヴィンセント・ニギタ

(Kanvaz Patisserie By Vincent Nigita)

住所:Jl. Petitenget No.188, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali

電話:+6281237074339

HP: https://www.kanvazhotelbali.com/patisserie/

営業:7:00~22:00 無休

コーヒー・カルテル(Coffee Cartel)

こちらは、地元でも人気という「コーヒー・カルテル」。雰囲気も素敵なのですが、なんと、ここでは写真からラテアートを作ってくれるのです。

こちらは、筆者の大好きなロイ・リキテンスタインのイラストを描いてもらったもの。友人の提案で、床の模様と一緒に撮ってみました。Wifiは無料で、世界中のツーリストが思い思いの時間を過ごしていました。

コーヒー・カルテル(Coffee Cartel)

住所:Jl. Lb. Sari No.8, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali

電話:+6281237074458

HP: http://www.coffeecartelbali.com/

営業: 7:30~18:00 無休

カフェ・オーガニック・スミニャック(Cafe Organic Seminyak)

Wバリのアプローチ路地を出て、メインロード(ラヤ・ペティテンゲット通り)を右方向(南東)へ向かうとすぐ左手には、有名ガイドブックでも紹介されている「カフェ・オーガニック・スミニャック」がありました。こちら、入ってみると大変居心地がよく映えメニューも豊富。

映えメニューだけでなく味もおいしくて、スタッフのサービスも温かく、ここもずっとお籠もりできそうなカフェ。おすすめです。写真はフルーツ盛り沢山のアサイーボール。

カフェ・オーガニック・スミニャック(Cafe Organic Seminyak)

住所:No.99 X, Jl. Petitenget, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali

電話:+62859106615890

営業:8:00~16:00 無休

HP:https://cafeorganic.co/

スミニャックの中心街へ向かって散策

カルガ(Carga)

カフェ・オーガニックから少しスミニャック中心部方向(南)へ60mくらい進むと「カルガ」Cargaという雰囲気の良い一軒家のインテリアショップを見つけました。

アンティークのワイングラスや器類、雑貨、バリらしいお土産も見つかります。

カルガ(Carga)

住所:Jl. Petitenget No.886, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali

電話:+6281338588988

営業:9:00~21:00 無休

HP: なし

ここからしばらく南へ15~20分くらい歩くと、スミニャックの繁華街へ出て、ショッピングモールの「スミニャック・ビレッジ」に出ます。エアコンが効いてる館内で少し涼みました。

1階中央には、バリらしいビーズカゴなども。

最上階にはインスタ撮影フォトスポットも。

このスミニャック・ビレッジとスミニャック・スクエア(ローカル色が強い)、2つのモールがあるカユ・アヤ通り(Jl.Kayu Aya)がメインの通りのようですが、筆者はどちらかというと、Wバリの周辺のラヤ・プティトゥンゲッ通り周辺のほうが、洗練されているお店が多い気がしました。

とはいっても、このようなサーフィンショップなどもあって賑やかなバリらしい雰囲気でした。

トロピカルな雰囲気のドレスや水着は、現地調達してしまいしょう。

ガヤ・ジェラート(Gaya Gelato)

散策の最後は、ホテルへ帰る途中、ラヤ・ペティテンゲット通りのジェラート屋さん「ガヤ」に立ち寄りました。

ガヤ・ジェラート(Gaya Gelato)

住所:85C3+29X, Jl. Petitenget, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali

電話:+6281999807888

営業:11:00~23:00 無休

HP: http://www.gayagelato.com/

評判のよいモダンインドネシア料理店2軒

サンサカ・バリ(Sangsaka Bali)

今、スミニャックで人気のモダンインドネシア料理のひとつが、Wバリから車で東へ約7、8分のところにある「サンサカ・バリ」。お店入り口にはカクテルバーがあり、外にはテラス席、中はコンテンポラリー&バリの洗練された内装で、どちらも満席。流行っている店という印象でした。

レストラン名はサンスクリット語で「本質」を意味し、オーストラリア人シェフがインドネシア料理にモダンなひねりを加えて提供。ベジタリアンやビーガンメニューも多いのが特徴です。食器のセッティングもおしゃれ。

前菜は、スペイン料理のピンチョスのようなフィンガーフードが出てきました。キハダマグロのタルタルや、上写真はマッドクラブのクランペット(パン)・キャビアとサンバルのせ。

マッシュルームとミンチ肉のボール。これは個人的に一番の好みでした。

そして、リブアイステーキ・スマトラ風パンプキンカレー添え。お肉が柔らかくて、すべて完食。

お口直しのバジルシャーベット・カラマンシー(柑橘)ジュース入り。

サンサカ・バリ(Sangsaka Bali)

住所:Jalan Pangkung Sari No. 100 Kerobokan, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali

電話:+6281236959895

営業:17:00~23:00 無休

HP: http://sangsakabali.com/

宿泊ホテル、Wバリのシグニチャーレストラン「ファイアー」は、インテリア、お料理ともに大満足の内容でした。内装は、バリ舞踊の民族舞踊ケチャダンスをイメージしたコンテンポラリーデザイン。近海でとれるシーフードやローカル野菜をメインに、地球にやさしいプラントベースのメニューが人気です。

こちらは、ランチでいただいたお料理の数々。どれも新鮮で、日本人の口によく合うものでした。(データは下記参照)。

こちらはファイアーで注文してみたバリ式の朝食メニュー。ナシゴレンを食べやすくアレンジしています。

ドリンクもおしゃれ。

Wバリ スミニャックの滞在リポート

Wバリ スミニャックは美しい白砂のビーチを、朝・昼・夜と存分に味わえるホテルでした。写真はフブドの棚田を意識したスイミングプール。

館内はバリのスピリチュアルなカルチャー「見えるもの、見えざるもの」を意識した造り。メインとなるプールヴィラエリアは濃密な亜熱帯植物のガーデン内に隠れていて、ヴィラとヴィラの間の通路を歩くだけでも癒されます。

ホテルの創業は2011年。スミニャックを代表するリゾートホテルのシンボルとしてビーチ際に立つ「W」の大きなモニュメントは、どこから見てもよく目立っています。

12年という年月を経て、植樹された木々やプラント類はよく茂り、よく手入れされている印象です。

プールヴィラ棟の中に、ホテル建設前からあった寺院が大切に保存されていました。創業と同時に新たに作った寺院もあります。

敷地の広さは7.8ヘクタール(東京ドーム約1.6個分)、客室はヴィラとルームタイプで全229室。今回泊ったお部屋がこちらです。バルコニー付きスペクタキュラー・オーシャンフェイシングのキングベッドルーム。

トイレもWらしいコンテンポラリーなアートの置物が。

こちらは、プール付きヴィラの客室のひとつ

エントランスを入ってすぐのところにあるラウンジ・バーは、バリ寺院の屋根をイメージして作られているそうです。色がどんどん変化していくのも素敵。

朝食では南国フルーツをたっぷりといただきます。

レストランは、前述のファイアーのほかに、スターフィッシュがあります。

こちらはよりサスティナビリティを意識したメニューが豊富に揃います。上写真は世界中の旅行者に愛される巻き寿司とビーツサラダ。

ウー・バー(Woo Bar)にはカウチベッドがあり、夕方からはサンセットを楽しみながら、アペロを楽しむゲストでいっぱいになります。

Wバリ スミニャック

住所:Kerobokan, Jl. Petitenget, Seminyak, Kabupaten Badung, Bali

電話:+623613000106

HP: Hotel in Seminyak, Bali | W Bali - Seminyak (marriott.com))

アムステルダムのDJ音楽デュオとともに音楽没入!

Wバリ スミニャックはマリオット・インターナショナルが展開している「W」ブランドのホテル。ホテルでは常に音楽が流れている、そんな環境でした。なんとメインロビーの奥には音楽スタジオも用意されていて、音楽好きなゲストは望めばスタジオを利用できる、という稀なホテルです。

今回開かれた音楽イベント「ア・デイ・イン(A DAY IN)」は、マリオット ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)メンバー向けで、ポイントが貯まると応募できる特別プログラム「マリオット ボンヴォイ モーメンツ(Marriott Bonvoy Moments)」のひとつでした。(※マリオット・インターナショナルは2022年より楽天と提携し、楽天ポイントも移行して貯められるようになっています)

「ア・デイ・イン」は、旅しながら音楽を楽しむ’旅×音’スタイルを伝えていきたいという思いで企画されたもの。写真はWバリ スミニャックのロビーエリア。

ミュージシャンに選ばれたのが、アムステルダム出身のDJ&音楽兄弟デュオ「パラレル(Parallelle)」。世界各地を旅しながら、その国の自然、路上や生活音からインスピレーションを受け作曲した音楽と動画をSNS発信する活動を続けています。

「たとえば料理をする音、ジャングルで狩りをする動物の声、大阪の刃物店で包丁を研いでいる音など、あらゆる音を録音した後に、音を高・中・低音の3種類に分け、これをミックスしながら一番良いと思う音を選び、それに自分の感情をのせてオリジナル音楽を完成させていきます」と兄のジュリアン・デビーさん(左)。右は弟のトーマス・デビーさん。

今回、パラレルがマリオットWとコラボして5か国(ジャワ島・大阪・フィジー・バンコク・南インドのベンガル)で動画を撮影。その音楽と動画がWバリ スミニャックで初のお披露目となったのです。メインイベントは、土曜日の夜18時からでしたが、その前に、私たちはパラレルの音楽づくりについての特別なクラスを受けることができました。

最初にパラレルの音楽の創作プロセスや音楽哲学などを聞いた後、パラレルの指導のもと音楽スタジオで実際PCやミキサーを使いながら、参加者が一人ずつ自分だけのオリジナル音楽を作るというものでした。

日本で分かりやすくいいますと、PCだけで音楽を作るYOASOBIのAYASEが近くにいて、一緒に教えてもらっている感覚、といいますか。

PCで好きなリズムやビートを選んで重ねていきながら、自分だけの音楽が完成されていく感動の瞬間。最新の音作りを学べる、滅多に体験できない貴重なひとときでした。

こちら、夜のメインイベント「パラレル」のステージ。参加者全員が軽やかなビートに体を任せ、深夜12時までの、まさに音楽没入の熱い夜となりました。

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最後に、バリの最新ウェルネス「サウンドヒーリング」体験

今回、意外にもハマったのが、ホテルのオプションで付いていた「サウンドヒーリング」のグループセッション。

今回一緒に音楽イベントに参加したジャカルタ在住の編集者は、「自宅に時々先生を呼んで、やってもらっているのですよ」と話すように、このサウンドヒーリングはインドネシアで静かなブームのようでした。

先生の声に従ってまずは心を無にします。ヨガのようなポーズで座りながら、目を閉じた後、「自分がいちばん楽しかった頃を思い出して下さい」と言われ、その言葉に従い思い描きます。そして用意されたベッドにたわります。目を閉じてリラックスしていると、先生が、いろんな道具で耳元で音を鳴らすのです。

波の音、鳥の声、羽の音、虫の声、鐘の音、バリ舞踊の音楽の音など、約20種くらいの音を静かに聞くだけのセッションです。不思議と心が洗われていくようでした。聞くところによると、このサウンドヒーリングは「チャクラ(エネルギーの出入り口)を開くためのメディテーションのひとつ」と言われていますが、次は、もっとスピリチュアルな空気が漲っているといわれるウブドで本格的なセッションを受けてみたい、と感じました。

最終日、帰国前に空港の途中で立ち寄って買い込んだプラカゴ屋さんがこちら。

いつ行っても、その時の自分に相応しい気づきをくれるバリ。自分なりのバリの旅をプランしてみませんか。

カマリアバリ 住所:Jl. Petitenget No.99X, Kerobokan Kelod, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali

電話:+6281239601145

営業:9:00~21:00 無休

HP: https://linktr.ee/kamariabali

[ All photos by SACHKO SUZUKI ]

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