C大阪が横浜FCを1-0で撃破!カピシャーバのクロスにレオ・セアラが豪快ヘディング弾【明治安田J1第24節】

20日、明治安田生命J1リーグ第24節の横浜FCvsセレッソ大阪がニッパツ三ツ沢球技場で行われ、アウェイのC大阪が0-1で勝利を収めた。

第15節~16節を最後に連敗がなく、第22節ではヴィッセル神戸に2-0で勝利するなど、17位ながらもしぶとさが光る横浜FC。しかし、前節のアビスパ福岡戦は開始早々に失点し攻撃でも良いところなく0-2で敗れており、最下位の湘南ベルマーレとは勝ち点1差。J1残留に向けて白星が欲しいところだった。

対する7位のC大阪は前節、横浜FCとともに残留争いを強いられている柏レイソルと1-1のドロー。後半アディショナルタイム6分にセットプレーから追いつき、なんとか勝ち点1を拾った。2試合連続で下位とのアウェイゲームとなる今節は「1」ではなく「3」を掴みたいところだった。

最初のシュートは横浜FC。5分、山根のアーリークロスが跳ね返されると、ルーズボールをボックス手前で拾ったユーリ・ララが右足を振り抜くも、惜しくもゴール右へ外れる。

C大阪は立ち上がりこそ受け身の態勢をとるも、すぐにポゼッションを握る展開へと持ち込み、最終ラインも高い位置でビルドアップに参加する。ただ、中央を固める横浜FCの切り崩しは容易ではなく、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。

それでも22分、右サイドに流れたレオ・セアラが横浜FCの不用意なミスパスを回収してマイナスのクロスを送ると、香川を経由してゴール正面からカピシャーバが左足、クルークスが頭で相次いでシュートを放つ。徐々にゴールの匂いがしてきた。

C大阪は36分にも自陣でのインターセプトからカピシャーバがセンターサークル付近でパスを受け、ドリブルで持ち運んで最後はボックス手前から左足を一閃。敵陣に押し込んでからの打開が難しいなか、速攻や個の力に活路を見出す。

前半アディショナルタイム1分には毎熊に惜しいシーン。ハーフスペースで縦パスを受けて一気に加速すると、最後はボックス手前から左足を一閃する。しかし、シュートは横浜FCのGK永井に正面でキャッチされてしまう。

ほぼ一方的に押し込みながらも前半を0-0で終えたC大阪だが、後半立ち上がりに先制。49分、右サイドから中央でパスを受けた香川が左サイドのカピシャーバへと展開し、DFを1枚剥がしたカピシャーバからクロスが上がる。これを飛び込んだレオ・セアラが豪快なヘディングで合わせてネットに突き刺した。

得意のサイド攻撃から先手をとったC大阪。61分には中央を突破したカピシャーバからのラストパスをボックス左で待ち構えたレオ・セアラが強烈な左足シュートを放つ。GK永井に阻まれるも、ボールホルダーへの寄せが甘い横浜FCを攻め立てる。

横浜FCはビハインドとなってからようやく押し返すも、崩しのアイデアに乏しく、決定的なシーンを作り出せない。79分には右サイドからのクロスをファーで伊藤が折り返し、ゴール正面からマルセロ・ヒアンがシュートを放つが、振り向きざまの左足に力を込めきれず、DFに難なくブロックされる。

終盤にかけて攻勢を強めた横浜FCだったが、後半アディショナルタイム6分間を含めて決定機を作れず、0-1の敗戦に。手痛い2連敗となった。

勝利したC大阪は3試合ぶりの白星に。追加点こそ奪えずも、得意のサイド攻撃からしっかり1点をもぎとり、アウェイから勝ち点「3」を持ち帰ることに成功して2週連続の関東遠征を終えた。

横浜FC 0-1 セレッソ大阪

【C大阪】

レオ・セアラ(後4)

© 株式会社シーソーゲーム