公明・山口代表、来年の退任示唆 9月任期満了「後進に道」

公明党の山口那津男代表

 【ホーチミン共同】公明党の山口那津男代表は20日、来年9月の代表任期満了で退任する可能性を示唆した。「後進に道を開くのが私の役割だ。そうしたことを念頭に置きながら残り任期に力を集中したい」と訪問先のベトナム南部ホーチミンで記者団に語った。次期衆院選の東京都内での自民、公明両党による相互推薦に含みを持たせた。

 山口氏は代表任期中に衆院選があれば「勝ち抜くことが私に課せられた責任だ」と強調。「優秀な後輩が育ってきている。次の世代が議席を確保し、次の党運営の盤石な基盤をつくれるよう全力を挙げたい」と語った。

 自公は候補者調整でこじれた経緯から、東京は相互推薦の対象外としていたものの「全くかたくなな対応で考えているわけではない」と言及。「与党として、議席を最大化するにはどうしたらいいか。自民から話があれば謙虚に承りたい」と述べた。

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