母校へ感謝の明かり 来年閉校の高岡・西条小

母校への感謝を表現したイルミネーション=高岡市西条小グラウンド

  ●最後の夏に思い出

 来年3月末で閉校し、高岡市川原小、横田小と統合する西条小で19日夜、記念イベントが開催された。夜の学校を舞台に宝探しなどの催しが行われ、グラウンドでは母校への感謝を表現したイルミネーションが点灯され、児童や保護者が「最後の夏」を胸に刻んだ。

 統合特別委員会の唐沢幸成さんらが企画した。イベントは午後6時から始まり、校舎内を巡る宝探しやバザーなどが行われ、児童らがいつもとは違う学校の雰囲気を楽しんだ。

 イベントの締めくくりは校舎からグラウンドまでを250個のLEDランタンで彩った「ランタンロード」。午後9時にゴール地点に集合した約500人がカウントダウンを開始。幕が下ると「THANK YOU SAIJO」の文字が闇夜に浮かび上がった。学校行事を振り返る映像も上映された。

 あいさつでPTA会長の利木(りき)晶さんは「閉校まであと7カ月。たくさんの思い出を作り、新たな学校へ希望を持って行ってほしい」と話し、使用したLEDランタンを一つずつ児童にプレゼントした。

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