全国高校野球 茨城・土浦日大の小菅監督 後半勝負で食らいつく

意気込みを語る土浦日大・小菅勲監督

全国高校野球選手権大会で土浦日大(茨城)初の決勝進出を懸けた21日の準決勝・慶応(神奈川)戦を前に小菅勲監督(56)に試合のポイントなどを聞いた。

-チームの状態は

すごく良い。気持ちも晴れやか。勢いも感じる。データを基にした直感でやるべきことをやって結果が付いてきている。頼もしく思う。

-慶応の対策は

投手が3人継投してくる。それぞれの特徴や配球パターンは確認した。打ち損じのないように一発で仕留める。成功例は神奈川(大会)決勝の横浜高校が若いカウントの甘い球を見逃していなかった。参考にしたい。

-相手投手陣の印象は

継投で来るので、投手の特徴をつかむのにイニングを要するなら向こうのペースになってしまう。なるべく代わりばなを狙いたい。投手戦であれ乱打戦であれ、後半勝負に持ち込めるよう、食らいついていきたい。

-相手打線の印象は

1番から9番まで気が抜けない。1番センターの丸田君の出塁が鍵を握る。脚(力)もあるし、出塁しようという意図が見える。組織というより個人の力を出して展開してくる。なんとか隙を見つけたい。

-伸び伸びプレーしているように見えるが

野球を楽しんでやっている。青春時代に甲子園でできることに感謝することから来ていると思う。

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