かりそめ天国も注目!東京・上野の昭和な空間で味わう下町生まれの旨辛ナシゴレン

旅人へひとこと

上野の古き良き、いとアットホームな町中華で過ごした、ランチタイムのひとコマをご共有します!

東京都台東区上野へ──

上野にやってきました。ただ、上野と言っても、今回の目的地の最寄駅は『都営大江戸線 新御徒町駅』。JRの上野駅や御徒町駅からだと少々遠くなるので、ご注意くださいませ。

さて、『新御徒町駅』のA4出口から徒歩5分ほどの所に構えるのが、今回の目的地 ──

『幸楽』さんです!

『幸楽』さんは、創業50年以上の歴史を持つ中華料理店。その歴史を感じさせる風情のある外観 ── “面構え”という方が個人的にはなんとなくしっくりきますが ── からすでに、昭和生まれの筆者にはグッときます!しかも、お店の方はとてもあたたかく、実にアットホームな雰囲気がステキなんです。

ちなみに、各種メディアに登場されることも多々。比較的最近だと「マツコ&有吉 かりそめ天国(2020年)」や「町中華で飲ろうぜ(2022年)」などの人気テレビ番組に。古くは「とんねるずのみなさんのおかげでした」などにも出演されています。

ナシゴレン

こちらの名物!筆者がよく知る「ナシゴレン」のイメージとは一線を画すルックスです。元々は数十年前にご主人が働いていたお店に来ていたインドネシア人のお客さんに、自国のチャーハンをリクエストされて作った一皿なんだとか。試行錯誤を重ねた結果が、いまこのお姿。

いただいてみると、メニュー名から連想する“東南アジア風味”はどこへやら。また、“中華なチャーハン”なんてどこへやら。きっとこちらでしか味わえないだろう唯一無二の逸品に仕上がっていました。

やや赤茶けたライスはしっとりとしつつも、ホロッと解ける絶妙な仕上がり。また、具材は卵やネギに加え、少々の豚挽肉とシンプルな構成です。で、このライスを色付けする特製ソースは、ケチャップやニンニク、山椒、一味、ラーメンのスープ ──これらを2〜3日寝かせて作られるんだとか。

複雑な旨味。深みのあるコク。ピリ辛さが前にきます故、その辛味に気を取られそうになりますが......火入れの絶妙な加減はもちろん、思わず「うまっ!」と声が出そうになる仕上がりです。「クセになる」とは、まさにこんな一皿のことを言うんだろうな、と。

じょじょに吹き出してくる汗を拭いつつ、レンゲを口へと運ぶ動作は最後までなめらかなままに完食の刻を迎えます。卓上に置かれた甘味やや強めなキムチを加えれば、なおのこと。

ガツガツといっちゃいます、きっと。

種類豊富&魅力的なメニューたちがラインナップ!

物価高なご時世にも関わらず、なんだかとってもリーズナブルに感じます。

ちなみに、筆者の事前調査では、人気メニューは「ナシゴレン」に加え、「半ナシゴレンとラーメンセット」 = 通称「半ナシ」とのことでしたが......実際お店に足を運んでみると、「レバニラ」や「生姜焼き」、「肉イタメ」などの各種定食をいただいている方が多くいらっしゃいました。

とにかく、いずれも魅力的なのには違いありません!

さて、ちょいとお肉も欲しいなと思って。

プロテイン補完要員として「焼豚」もオーダーしてみました。

ややひんやりとしたボディに、ほどよい噛み応え。各々の厚みはアット・ランダムです。軽やかな粘度と豊かな甘味を放つタレをまとわせ、さらに練り辛子を添えるという演出は、この「焼豚」という脇役を主演「ナシゴレン」とはまた違った甘辛さを放つ存在に引き立ててくれます。

で、この胡瓜が地味にうれしなポイントです。最後は、さっぱりと〆ます。

思わずリピートしてしまった口福な一皿!

筆者自身、2度目の『幸楽』さんを堪能しました。

こちらならではの「ナシゴレン」。この“あとひくうまさ”を醸す一皿は、食べ終わった直後にすかさず「また食べたい!」と思わせてくれる逸品。そして、実際にリピートしてしまったという展開です。また、手狭な店内ではありますが、ホッとする居心地の良さも再訪を後押ししてくれる要素に違いない、と。

それでは、改めましてごちそうさまでした!

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中華料理 幸楽

〒111-0056 東京都台東区小島2丁目1−3

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*この記事は2023年7月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ヤマネコ

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