クリス・ボッティ、デイヴィッド・フォスターが手がけた新曲「オールド・フォークス」公開

クリス・ボッティが、【グラミー賞】受賞の2012年『インプレッションズ』以来、実に10年以上ぶりとなるニュー・アルバム『Vol. 1』を<ブルーノート>からリリースすることが決定した。また、先行シングル第1弾として「オールド・フォークス」の配信もスタートした。

2022年に60歳を迎え、「新たなスタートを切りたかった」と言うクリスが創り上げたのは、ジャズ・スタンダードやコールドプレイの「フィックス・ユー」などを彼ならではの美しい音色で奏でたバラード集。豪華なオーケストレーションやゲストを迎えた過去作品も人気だが、今回は「自分とバンドのプレイ、そして自分が大好きな曲を演奏することにフォーカスした」と語っている通り、シンプルながらもクリスの類稀な美しい音色が際立つ、極上の仕上がりとなっている。バックはテイラー・エイグスティ(p)、ギラッド・ヘクセルマン(g)、ヴィニー・カリウタ(ds)などの鉄壁の布陣が固めている。今年の来日公演にも出演した人気シンガー・ソングライターのジョン・スプリトホフが1曲ボーカルで参加している点にも注目だ。

本作のプロデュースを務めたのはデイヴィッド・フォスター。「彼は多くのミュージシャンからリスペクトされているし、今回のセッションもとても繊細にナビゲートしてくれた」とクリスがコメントしているように、シンプルゆえに難しい今作のコンセプトを見事にまとめあげている。また、「ダニー・ボーイ」と「いつか王子様が」では感動的なピアノ・イントロも披露している。

◎リリース情報
アルバム『Vol. 1』
2023/10/20 RELEASE
UCCQ-1192 2,860円(tax incl.)

Photo: Randall Slavin

© 株式会社阪神コンテンツリンク