Dufour Aerospace、無人空中輸送機「Aero2」が垂直離陸から水平巡航への完全移行を達成

これはDufour Aerospace社による3機目の試作機で、革新的なティルト・ウィング設計の卓越した空力特性を実証するものだという。

また、Aero2のローンチカスタマーであるSprightは、まもなく2機目のX2.2プロトタイプを受領する予定だ。このプロトタイプは現在完成しており、システム試験、地上試験、飛行試験を含む試験を受ける予定である。このユニットは、10月から米国でデモンストレーターとして使用される。

https://www.drone.jp/news/2023061617041468165.html

Dufour Aerospaceの運行責任者Sascha Hardegger氏は次のようにコメントしている。

X2.2の完全な移行を示すことができたことは、デュフール・エアロスペースにとって本当に重要なマイルストーンです。X2.2により、打ち上げ顧客であるスライト社と当社は、Aero2の優れた能力と、重要物資のミドルマイル物流に革命をもたらす可能性を実証することができます。顧客は当然、飛行デモンストレーションを見たがる。現実に存在するものだけが重要なのです。Dufour製品への集中は成果を上げています。

これら2機のX2.2プロトタイプの翼幅は約5m、重量は155kgである。これらは2023年後半にさらなる飛行試験とエンベロープの拡張に使用される予定だ。同時に、DufourはX2.3と呼ばれる次のバージョンの開発に取り組んでいる。

このバージョンには、Suter Industriesが提供するハイブリッド電気パワートレインが搭載される。X2.3の翼幅は約6m、重量は約210kgで、寸法、重量、機能性は量産型と同じになる。Dufourは、経験豊富なパートナーとのユースケースをサポートするため、X2.3のプロトタイプ機を世界各地で数機製造する予定という。

Dufourは、Aero2の量産と認証の開始を準備しており、最初のシリーズ機は2025年に納入される予定だ。Aero2は、医療品など40kgの貨物を400km距離で輸送することができる。Aero2は、長距離リモートセンシングの用途にも最適という。

▶︎Dufour Aerospace

© 株式会社プロニュース