生瀬勝久、松平健、小泉孝太郎が鈴木亮平主演「下剋上球児」に出演

生瀬勝久、松平健、小泉孝太郎が、TBS系で10月にスタートする連続ドラマ「下剋上球児」(日曜午後9:00、開始日未定)に出演することが分かった。

鈴木亮平が主演を務める「下剋上球児」は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。鈴木は、三重県立越山高校に赴任して3年目の社会科教員で、廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになる主人公・南雲脩司役を務める。

3人が扮(ふん)するのは、南雲が顧問を務めることになる弱小野球部に大きく関わる人物。生瀬が演じるのは、南雲が勤める三重県立越山高校の同僚教師・横田宗典。越山高校に赴任してから野球部の顧問・監督を務めていたが、定年退職後は南雲が顧問を務め、自身は監督として野球部に携わっている。監督として特に力を入れて活動していなかったが、南雲や南雲と共に野球部の顧問を担当する山住香南子(黒木華)が球児たちと弱小野球部を再建しようと奮闘する姿に、少しずつ心境の変化が現れる。横田が今後どのような影響を野球部にもたらすのか、注目だ。

また、「日曜劇場」枠への出演が初となる松平が務めるのは、三重県一の野球強豪校として知られる星葉高校の野球部監督・賀門英助。野球経験は皆無ながら社会科教師としての知識を生かし、歴史上の偉人を参考にした独特なスタイルの指導で教え子を何度も甲子園へと導いた高校野球界の名監督だ。しかし、「手段を選ばずどんな手を使っても勝つべき」という信念を持った戦略で、世間からは「勝利至上主義の鬼監督」というイメージを持たれている。同じ三重県内で高校野球部の顧問になった南雲と関わることになるが、南雲と賀門が会うのはこれが初めてではなかった。2人には一体どんな関係性があるのか?

小泉は、越山高校の校長・丹羽慎吾役を担う。もともと名古屋の進学塾で働いていたが、民間校長として声がかかり、越山高校に赴任して4年目になる。赴任当初は進学塾で働いていた経験を生かし、学校改革に意欲的に動いていたが、思うようにいかず今は熱意を失いつつある。

生瀬は「私は野球好きで、昔、草野球をしていたこともあります。今から見るのが楽しみなドラマですね。共演する方もとても久しぶりな方もいますが、初めての方も多くて、亮平くんとはドラマでは初めての共演なのでうれしいです。球児たちのみんなはとても初々しい。この中から、今後のドラマを背負っていくような俳優が出ていくのかなと期待しています。とても明るくて難しいことは考えなくていいドラマですし、若い子たちにエールを送れる作品になると思います。成功ばかりが幸せではないので、そういうところもぜひ見ていただきたいと思います」と見どころを伝えている。

松平は「台本を読んでみて、甲子園を目指して鈴木さん演じる南雲先生とのし上がっていく姿にとても夢のある素晴らしいドラマだと思いました。私が演じる賀門は、いつか自分の教え子が監督を務めるチームと戦いたいという願望があるので、それがかなうのか気になりますね。クランクインしたばかりですが、すごく暑い中でもスタッフのチームワークがとてもよくて、まとまってる印象です。皆さん初めて共演する方が多くて個人的にはとても新鮮で楽しみです」と今後の撮影に期待し、「南雲先生が子どもたちのためにどう変わっていくのか、野球部をどう再建していくのかが見どころだと思いますので、ご期待いただければと思います」とアピールしている。

小泉は「僕も元高校球児なので、野球に打ち込んでいた自分がいたし、甲子園を目指していた時がありました。自分はもう青春という時間は通り過ぎてしまったけど、あの時にしかないキラキラ輝いている青春を過ごせるような、そんな作品に携わりたいなという気持ちがありましたので、出演できてうれしいです。ただ、うれしいのと同時に校長先生役というのはすごく意外でした。この年齢でしっくりくるのかなと驚きもありましたが、演じながら喜びもあり、いろいろな感情が芽生えてきました」と作品と役柄への思いを語る。

そして、「現場の雰囲気もすごくいいですし、鈴木亮平くんや黒木華ちゃんの人柄もとてもチャーミングで素晴らしい方なので、撮影期間中にたくさんの時間を過ごしたいなって思います。このドラマは僕を含めて青春時代が終わってしまった人が、あの頃のメラメラとした熱さを思い出せる作品だと思います。生徒や携わった先生、地域の人みんなが一つのチームになっていく姿には、若者はもちろん、青春時代が過ぎ去った僕ら大人にもこみ上げてくるものや、熱い何かを感じることができると思います」と、大人も楽しめる作品であると自信を見せている。

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