全国高校野球 土浦日大、決勝逃す 慶応に0-2

慶応―土浦日大 慶応に敗れ決勝進出を逃し、アルプススタンドにあいさつし引き上げる土浦日大の選手たち=甲子園球場

全国高校野球選手権大会第13日は21日、甲子園球場で準決勝が行われ、茨城県代表の土浦日大は慶応(神奈川)に0-2で敗れ、初の決勝進出を逃した。茨城県勢としては2003年に全国制覇した常総学院以来、20年ぶりの決勝進出を目指したが、あと一歩及ばなかった。

土浦日大は2戦連続で先発した伊藤彩斗(3年)が二回に適時二塁打を浴び、先制を許した。三回途中から救援した藤本士生(3年)が粘りの投球を見せながらも六回に適時打を浴び、1点を失った。打線は7安打を放ちながら、あと一本が出ず無得点に封じられた。

小菅勲監督(56)は「自分たちが転んだわけではなく、相手が強かった。さらに磨きをかけて次のステップに行きたい」と話した。

土浦日大は開幕試合で上田西(長野)に勝った後、九州国際大付(福岡)、専大松戸(千葉)、八戸学院光星(青森)を次々と破り、春夏を通じて初の4強入りを果たした。県勢のベスト4も常総学院以来20年ぶり。

ナインは22日に大阪を出発し、同日午後、土浦市の同校に帰る。

▽準決勝
慶応-土浦日大(12時2分、32,000人)
土浦日大 000 000 000|0
慶応   010 001 00X|2

(土)伊藤彩、藤本-塚原
(慶)小宅-渡辺憩

▽二塁打 小宅、渡辺憩、八木(慶)
▽盗塁 渡辺千(慶)
▽残塁 土6慶10
▽併殺 土1慶2
▽暴投 伊藤彩(土)=1回
▽審判(球)小林、宅間、金丸、大屋
▽試合時間 2時間8分(中断4分)

慶応―土浦日大 2番手で救援した土浦日大の藤本=甲子園球場

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