千葉県船橋市の中高生 被爆地で感じた「平和への思い」伝える

千葉県船橋市の中高生 被爆地で感じた「平和への思い」伝える

 広島市の平和記念式典に参加した千葉県船橋市の中高生が被爆地で感じた「平和への思い」を市長に報告しました。

 この取り組みは平和の尊さを後世に伝えようと船橋市が30年前から毎年市民を被爆地へ派遣しているものです。

 2023年は船橋市の高校1年生、遠藤政陽さんら5人の生徒と市の原爆被爆者の会の平山晃さんが広島市を訪れました。

 遠藤さんらは8月21日、広島市の平和記念式典への参加や平和記念資料館の見学などを通して学んだ戦争の悲惨さなどを一人ひとり松戸徹市長に報告しました。

 報告を受けた松戸市長は「同世代の友達に自分の感じたことを素朴に話してほしい。平和教育についてみんなが素直に話し合える学校が増えたら良いと思う」と話しました。

 広島市を訪れた 遠藤 政陽さん
 「日本、そして世界へ唯一の被爆国として戦争の被害を伝えていくことが若い世代に求められていると思う」

 広島市を訪れた 山﨑 陽世さん
 「私の将来の夢は社会科の教員で、自分が体験したことや実際に耳にしたこと、自分の思ったことを生徒たちに素直に伝えたら思いが伝わると思っていて、そういう経験をさせてあげたいと思っている」

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