MF斉藤が左膝複合靱帯損傷、全治1年か 首位争うヴィッセル、手痛い離脱

J1神戸・斉藤未月ⓒJ.LEAGUE

 J1神戸は21日、元U-23(23歳以下)日本代表MF斉藤未月(24)が左膝複合靱帯(じんたい)損傷などと診断されたと発表した。全治約1年の見通し。

 中盤の底を担い、豊富な運動量で首位争いに貢献してきた斉藤は、先発した19日の柏戦で負傷。前半、敵陣ゴール前でこぼれ球に飛び込んだ際、柏の2選手に挟まれて倒れ、担架で運ばれた。

 神奈川県藤沢市出身で、湘南やルビン(ロシア)、G大阪でプレーし、今季湘南から期限付きで神戸に移籍した。166センチと小柄ながら球際に強く、リーグ戦では2試合を除き先発。首位横浜Mと勝ち点2差で2位につける神戸にとって、手痛い離脱となる。

 これを受け、神戸は日本サッカー協会審判委員会に意見書を提出。「選手が安心、安全に全力でプレーできる環境整備が必要不可欠」との声明を出した。(藤村有希子)

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