カンボジア新下院が招集 世襲内閣、22日に発足へ

21日、カンボジアの首都プノンペンで議会への登院を待つフン・マネット氏(共同)

 【プノンペン共同】カンボジアの首都プノンペンで21日、7月の総選挙で改選された下院が招集された。王宮で議員が就任を宣誓。40年近く首相の座を維持したフン・セン氏(71)の後継として長男フン・マネット氏(45)が国王から指名されており、22日の下院で正式に承認、世襲による新内閣が同日発足する。

 21日、議会に招待された米国や欧州連合(EU)からは、現地駐在の大使らが出席した。フン・セン政権側が野党を解党して下院議席を独占した前回2018年の選挙後は欠席した。新政権移行に際し、関係を再構築したい考えを示した形だ。

 フン・セン氏は22日、首相職を退く。

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