本田圭佑さん 4人制サッカー観戦 岡山で大会、グロウが全国切符

ベンチから激励する本田さん(中央)の前でプレーする子どもたち

 サッカー元日本代表の本田圭佑さんが10歳以下を対象に考案した4人制サッカーの大会が21日、岡山市北区栢谷のニッショクフットサル岡山であった。岡山県や近隣県から24チームが参加。子どもたちは、来場した本田さんの激励を受けながら熱戦を繰り広げた。

 大会は10歳以下の育成を目指し、本田さんが社長を務める「NowDo」(東京)が企画し、8月初めから全国で開催。フットサルコートを使い、フットサルより1人少ないチームで試合をする。

 試合時間10分▽攻撃側はボールを持ってから20秒以内にシュート▽子どもの自主性を伸ばすため監督やコーチを置かない―といったルールがあり、子どもたちは機敏にパスを回し、ゴールを狙った。決勝は本田さんも観戦し、「ナイス!」「行けー」と声を出した。

 優勝は倉敷市の少年サッカーチームのメンバーでつくるグロウで12月の全国大会に出場する。最優秀選手に選ばれた片岡優心君(9)=岡山市立大野小4年=は「世界で活躍した本田さんの前で緊張したけど、楽しかった」と話した。

 本田さんは閉会式で「絶対に勝ちたいと思っているものにチャンスは来る。練習を続けていれば高い目標をつかめる」と子どもたちに呼びかけた。

試合を観戦する本田さん(中央)

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