国家安全処、羅冠聡氏の兄嫁を連行

香港警察国家安全処は7月初めに香港版国家安全法に違反した容疑で海外逃亡した8人を指名手配し、彼らへの協力や資金援助を断ち切るため、香港にいる連絡者と代理人を摘発する行動を展開している。8月20日付香港各紙によると、国家安全処は指名手配されている羅冠聡氏の香港にいる関係者に2日連続で突撃捜査を行った。18日に「黄之鋒氏の義母」といわれる余志欣氏を連行したのに続き、19日には羅氏の家族の住む東涌の住宅を捜査し、羅氏の兄嫁を連行した。羅氏の母と兄もそこに住んでおり、両親と兄は7月11日に連行されて調査を受けた。警察の発表によると、警務処国家安全処は19日、ランタオ島北で女性1人を連行して調査し、逃亡犯が国家の安全を脅かす行為を続けることに協力している疑いがあるという。関連行動は進行中で、逮捕を含めたその他の法執行も示唆した。国家安全処の調査ではネットショッピングプラットホーム「懲罰mee」が海外にいる羅氏を支援している疑いがあり、7月に「外国または域外勢力と結託して国家の安全を脅かすのを共謀」「扇動意図のある行為を共謀」の容疑で香港衆志の林朗彦・元主席を含む7人を逮捕した。

© HKP