〈大相撲氷見場所〉迫力感じてほしい 27日開催、振分親方来社

氷見場所の見どころを語る振分親方=富山新聞社

 27日に氷見市ふれあいスポーツセンターで行われる氷見場所に向け、日本相撲協会巡業部の振分親方(元前頭寶智山、青森県弘前市出身)が21日、富山新聞社を訪れ「巡業の魅力は力士との距離の近さ。大相撲の迫力を感じてほしい」と語った。

 氷見市での大相撲巡業は38年ぶりとなる。振分親方は「子どもたちに相撲の魅力を知ってもらいたい。力士を目指す子が出てくるかもしれない」と期待した。

 郷土出身の元大関朝乃山のほか、横綱・照ノ富士、霧島、貴景勝の両大関、新大関の豊昇龍ら人気力士がそろう予定。

 振分親方は「富山では朝乃山の人気が一番高いでしょうが、横綱、大関が巡業に全員そろうのも珍しい」と話した。

 公開稽古や禁じ手を面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」、相撲甚句、横綱の綱締め実演などもある。

 振分親方は同日、富山県警本部も訪れ、浅野健一組織犯罪対策課長らと警備体制などを確認した。

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