ジルー&新戦力プリシッチ弾でミランが白星スタート!【セリエA】

[写真:Getty Images]

ミランは2023-24シーズンのセリエA開幕節でボローニャとアウェイで対戦し2-0で勝利した。

今夏に元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの現役引退など多くの選手が入れ替わったミラン。ステファノ・ピオリ監督は、開幕戦となる一戦で新戦力からロフタス=チーク、プリシッチ、ラインデルスの3選手を先発で起用。その他はジルーやレオン、テオ・エルナンデス、GKメニャンら昨季の主力が先発に名を連ねた。

開始早々にリコギアニスの強烈なミドルシュートで幕を開けた一戦は、徐々に主導権を握るミランが先手を取る。11分、ボックス右手前に切り込んだプリシッチがロングパスを供給するとボックス左深くまで駆け上がったラインデルスの折り返しをジルーが流し込んだ。

幸先良く先制したミランは、21分にもボックス前のジルーとのワンツーでボックス右手前に侵入したプリシッチが右足一閃。強烈なシュートがゴール左サイドネットに突き刺さった。

さらに28分にはプリシッチの右クロスをファーサイドのジルーがドンピシャの左足ボレーで合わせたが、シュートはGKスコルプスキの好セーブに阻まれた。

前半終盤にかけてホームチームに盛り返されたミランだったが、最後まで失点は許さず。前半はミランの2点リードで終了した。

迎えた後半、ミランは61分に立て続けにピンチ。ザークツィーのパスでDFの裏に抜け出したエビシェアがボックス深くまで切り込みシュートを放ったが、これはGKメニャンが肩で弾き出す。

さらにショートコーナーの流れからボックス右に侵入したエビシェアの折り返しをゴール前のポッシュがヒールシュートで狙ったが、これもGKメニャンの好セーブで難を逃れた。

やや劣勢の展開が続くミランは73分にジルー、プリシッチ、ロフタス=チークらを下げてチュクウェゼ、オカフォー、ポベガら4枚替えを敢行。すると89分、自陣から左サイドを持ち上がったクルニッチのパスを受けたレオンがボックス左深くまで切り込みシュートを放ったが、これは右ポストに弾かれた。

結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。前半のゴールで逃げ切ったミランが開幕白星スタートを飾った。

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