バイク用にゴム製お守り 富山の廣田神社宮司が考案、車体傷付けず雨にも強い

ゴム製のお守りを紹介する平岡宮司

 富山市新屋の廣田神社(平岡晶太宮司)は、バイク愛好者向けにゴム製のお守りを作り、頒布を始めた。ゴムを用いたことで車体を傷付けにくく、雨にも強い。自身もバイクでの遠出を楽しむ平岡宮司は「愛好者をはじめ、多くの人にこのお守りを手にしてほしい」と話している。

 お守りは縦6センチ、横3センチ。表に廣田神社と名称を入れ、裏には桜をくわえた鳳凰(ほうおう)をデザインした。

 一番のこだわりは素材だ。ゴムを使うことで、お守りが揺れて車体に当たっても傷が付きにくい。布製の一般的なお守りに比べて雨にも強い。

 ゴム製お守りの考案は、「バイクの鍵に安心して付けることができるお守りがほしい」という愛好者の声がきっかけだった。平岡宮司もバイクで四国巡りをするほどバイクを愛好しており、この声に応えた。

 同神社は4月から、日本各地の神社や寺をバイクで巡るプロジェクト「疾風巡拝(しっぷうじゅんぱい)」に参加し、バイクのおはらいを受け付けている。お守りは8月中旬から、初穂料千円で配っている。平岡宮司は「丈夫なお守りなので、多くの人に身に着けてもらいたい」と呼びかけている。

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