マナウス句会、句集第38号=「良き朝や金剛鸚哥添い翔べる」

マナウス句会のメンバー

 西部アマゾン日伯協会(服部元会長)マナウス句会(橋本美代子)が「句集マナウス」の第38号を発行した。本句集は年1度発行で、今回は22年の毎月の句会の入選句が掲載されている。
 「初電話アマゾン河越え故里へ」(渋谷雅)、「父が聞くラジオで相撲午前四時」(野沢須賀子)、アマゾンならではの絶景を詠んだ「ネグロ河鏡と化して天の川」(橋本美代子)、原生林が近いことを感じさせる「青アララ姿美し声怪し」(宿利嵐舟)や「良き朝や金剛鸚哥(こんごういんこ)添い翔べる(丸岡すみこ)」など熱帯ならではの地域色が濃い作品が多数。
 選者の小斉棹子さんは「皆さんとても一生懸命に活動しており、感心するばかりです」と話した。

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