ブロッコリーをサプリ原料に 愛知県田原市・安田商店

【あいち】農産物の生産販売などを手がける安田商店(愛知県田原市)は、同市産のブロッコリーの葉と茎の未利用部分を原料にしたサプリメント「vege:role(ベジロール)ブロッコリー」を発売した。

同社によると、原料は鉄分や葉酸などを含むブロッコリーの葉と茎の他、消化酵素の力を倍増できる「ミドリ麹(こうじ)」(ユーグレナ米こうじ)だけ。155粒入りで3500円。

「ミドリ麹」を開発したサステナブル企業のユーグレナ(東京都)とコンサルタント会社Open Sesame(オープンセサミ)(同)と共同開発した。

安田商店は「従来は捨てられてきたブロッコリーの葉と茎を再資源化することで、農家の収入向上や資源ロスの削減などに寄与したい」と話す。Open Sesameは「今後もユーグレナ社と共同で、規格外野菜などを利用する『もったいないプロジェクト』としてサプリメントの開発を進めたい」と話す。

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