コロナ後の回復一番乗り、韓国旅行のトレンドは/HIS

HISは6月以降の旅行売り上げが2019年の水準まで急回復している韓国について、ソウル、プサン、チェジュの予約内容から旅行動向をまとめた。

ソウルは約8割が女性で、全体の半数の50・1%が女性同士の旅行。年齢の近い友人同士のほか母娘が多い。母娘では、共通の趣味や推し活を楽しんでいる推察されるとしている。

年代は20代以下が約半数を占めるなど、ソーシャルネイティブであるZ世代の人気も高い。就航便数が多く予算に合わせた旅行の組み立てやすさなど、学生旅行の目的地としても注目されている。

一方、プサン、チェジュはクルーズ船の寄港地でもありカップル・夫婦の予約が多い。プサンは約7割、チェジュは約6割を女性が占めている。

プサンとチェジュは20代は2割程度で、このうちチェジュは60代以上が3割台と高いシェアを占めている。

プサンは昨年、韓国の有名アーティストによる大型コンサートが開催されて以降、関連するスポットを巡る旅、「聖地巡礼ツアー」が一時多く見られた。福岡から高速船で気軽に行けることで、九州地方からは身近な旅先の一つとなっている。

旅行の形態はソウル、プサンは航空券(手配旅行)とパッケージツアーが約半数ずつ。リピーターが多く、時間や日程などが自由に設定できる手配旅行の需要が高い。

チェジュは圧倒的にパッケージツアーの需要が高く、同じ韓国でも方面により旅行形態が使い分けられている。

カンナム・フェスティバル

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