ヒグマ「OSO18」を駆除 北海道東部で牛連続襲撃

北海道標茶町で撮影されたヒグマ「OSO18」=6月(同町提供)

 北海道釧路総合振興局は22日、釧路町で7月に駆除されたヒグマの毛のDNA型が道東部で放牧中の牛を次々と襲撃していたヒグマ「OSO(オソ)18」と一致したと明らかにした。被害は66頭に上るとされ、杉山誠一くらし・子育て担当部長は「まずは事業者の方に安心してほしい」と話した。

 振興局によると、7月28日夕、釧路町の農地にヒグマが出没。人を見ても逃げないことから、ハンターが同30日午前5時ごろに駆除した。町の担当者はオソ18の可能性があると考え、8月10日にDNA型鑑定を依頼し、同18日、道立総合研究機構の分析で型が一致した。

北海道釧路町で7月に駆除されたヒグマ。オソ18と判明した(北海道釧路総合振興局提供)

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