続く危険な暑さ 街の人の対策は?ペットの熱中症対策も

都内では依然として、熱中症に注意が必要な危険な暑さが続いています。街の人はこの暑さにどのように対策をとっているのか、そしてペットの熱中症対策についても取材しました。

お盆が終わっても中々おさまらない暑さ。8月21日も都内は各地で気温が上昇。35℃前後の危険な暑さとなりました。日傘をさしたり、日中の外出を減らすなど暑さ対策をする中、中にはこんな人も…

(登山客):「空調服を着て、さらに中に保冷剤を入れて、、体を冷やしている。外で働いている時に汗をかく量が違う」

一方、韓国料理屋が多く立ち並ぶ新大久保では、暑さを乗り越え方もコリアンタウンならでは。

(韓国語を習いに来た人):「韓国の人って暑い時にもあったかい鍋を食べて滋養をつけるみたいなので、私たちもそれに習って美味しいし」
(新宿で働く人):「やっぱりスンドゥブチゲとか。代謝が良くなっている気がするので」

辛い料理で汗を流し気分をリフレッシュする人がいる一方で、暑さ対策は様々です。

(大阪から来た人):「熱中症対策として塩分チャージを持ち歩くようにしています」
(埼玉から来た人):「服とかに直接かけて体感温度が下がります」

連日の猛暑に注意が必要なのは、人だけではなくペットも同じです。

(犬の飼い主):「クーラーはずっと私たちが居ない間もつけっぱなしで、寝るときもすごく暑い日は(犬と)一緒にクーラーのある部屋で寝たりしています。(外出中)今もずっとつけている」
(猫の飼い主):「(夏は)エサを食べないから、水分多めのエサにして。人間と違ってね」「暑いからそうめん食べるとかそういう感じじゃないじゃないですか。結局食べるものって同じようなものだから、あまり工夫しようがない」

街からはペットの熱中症対策が難しいとの声も。そうしたなか港区のカフェでは、ペットフードメーカーが手がける犬向けのひんやりメニューが8月限定で販売されています。オクラ・パプリカの夏野菜に犬の食欲をそそるカツオ味の冷たいジュレソースをかけたメニューや、体温を下げる効果が期待できるスイカを使ったアイスクリームなど、犬が水分を多く取れるような工夫が施されています。

近年コロナ禍の影響もあって、犬を新たに飼いはじめる人が増えていて、去年は新規飼育数が42万6千匹と過去10年で最多に。今回のメニューは、飼い主たちにペットへの熱中症対策を啓発すると共に、犬たちに快適に過ごしてほしいと企画されました。メニューを監修したペット管理栄養士の今井さんは、汗腺が少なく平熱の高い犬に対して、飼い主がしっかりと熱中症対策をするよう心がけてほしいと話しています。

(今井さん):「夏は体温が上がりやすいのと、水分が失われやすいので、やはり人間と違って積極的にお水を飲みに行ったりですとか、自分で温度管理をしたりとか、そんなところは飼い主が気をつけてあげないといけない」

記録的な暑さとなっているこの夏。今週も平年より気温が高く、厳しい暑さが続く見込みで、人もペットも十分な対策が必要となります。

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