灯籠の明かりで幻想的に 龍神温泉街で「観燈祭」、27日まで和歌山県田辺市

参加施設の一つ「まごころの宿丸井」で、やわらかなろうそくの明かりをともす灯籠(和歌山県田辺市龍神村西で)

 和歌山県田辺市龍神村で27日まで、龍神温泉街などに灯籠を並べて夜を彩る「夏の観燈祭(かんとうさい)」が開かれている。旅館や龍神行政局にある龍のモニュメントなどに幻想的なろうそくの明かりが並んでいる。

 龍神観光協会によるイベント。もともと冬に実施していたが、龍神村での夏の夜の魅力を知ってもらおうと、2021年から夏も実施している。

 灯籠を置いている施設は上御殿、下御殿、有軒屋、萬屋、美人亭、まごころの宿丸井、龍神温泉元湯、季楽里龍神、龍神行政局。午後6時から9時ごろまで明かりをともす。観燈祭初日の18日には、旅館の軒先などに灯籠の明かりが並び、写真を撮影する人もいた。

 龍神観光協会では、観燈祭の様子を撮影して応募してもらうフォトコンテストも開催している。締め切りは9月6日(消印有効)。また、8月26日午後6時半からは、龍神温泉街でモデルを使った撮影会も実施する。雨天中止。同日は、事前に観燈祭の参加施設で手に入る灯籠に願い事を書いてもらい、その灯籠を河原に並べて点灯する「願いの灯火」というイベントも開く。

 問い合わせは、龍神観光協会(0739.78.2222)へ。

灯籠の明かりが幻想的に彩る龍神温泉街(和歌山県田辺市龍神村龍神で)

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