ハワイ大会「チアー部門」1位 南紀チアーエンジェルス、和歌山

ハワイであったチア大会で活躍した南紀チアーエンジェルス(ホノルル市で)

 和歌山県内唯一のチアリーディングチーム「南紀チアーエンジェルス」の選抜メンバーがこのほど、米ハワイ州ホノルル市であったAAAチアリーディング協会主催の大会に出場し、「チアー部門」で1位になるなど好成績を収めた。

 大会にはアメリカ本土などから約40チーム、450人が参加。南紀チアーエンジェルスからは、過去最多の9人が出場した。

 メンバーは、白浜町から田辺高校2年の柳原実紀さん(16)、同1年の日高海音さん(15)、桐蔭高1年の中田さくらさん(16)、熊野高1年の阪本祐未さん(15)、日高高1年の吉田美来さん(15)、富田中学校3年の小山優希菜さん(14)、同1年の大江穂乃花さん(12)、田辺市から衣笠中2年の宇井美葵さん(14)、上秋津中1年の山本葵さん(12)。

 メンバー9人は、声援と「アームモーション」と呼ばれるチアリーディング独自の動きで応援する「チアー部門」で1位、コーチが作成した振り付けで踊る「ホームダンス部門」で2位、当日その場で与えられた課題曲を踊る「チアダンス部門」で3位を受賞した。

 また、参加者の10%に贈られる個人優秀賞「チームエリート賞」には柳原さんと山本さんが選ばれた。

 ほかにもチームとしては、事前にダンス動画を送る企画で、チーム代表・コーチの白浜町堅田、昇亜希子さん(45)も参加して優秀賞に選ばれたほか、チアに対する強い心を持ったチームに贈られる「ハート賞」も受賞した。

 柳原さんは「現地の人のチアスピリットが心に残った。競い合うチーム同士でも応援し合い、励まし合う姿に感銘を受けた。これからも両親やメンバー、コーチ、現地の方への感謝を忘れず、大好きなチアを頑張っていきたい」と語った。

 昇さんは「3日間にわたって開催された全部門・競技に挑戦し、チーム一丸となって笑顔を絶やさず頑張ってくれた。現地のチアリーダーたちとも仲良くなり、お互いを応援するスポーツであるチアリーディングの良さを再認識できた」と振り返った。

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