映画『ツイスター』のリメイクは作れない「全シーンが非常に高価」とデ・ホン監督 続編との違い語る

映画『ツイスター』を手掛けたヤン・デ・ボン監督は、竜巻の脅威を描いた映画の「リメイクは作れない」と明言した。デ・ボン監督は、ビル・パクストンとヘレン・ハントが主演した1996年作のメガホンをとった。同作のその後を描いたと言われる『ツイスターズ』が製作されているものの、CGI技術を使った新作はオリジナル作品とは非常に異なる作品になると指摘している。

Inverse.comにこう話している。「空から物が落ちてくる時は、ヘリコプターから実際にものが落ちてきました。ひょうの嵐の中、竜巻から逃げようとする車を撮影する時は、本物の氷がこちらに吹いてきたわけです。これはリメイクが作れない映画です。決して作られることはないでしょう」

「すべてのシーンが非常に高価だった。全ての情報をフィルムに移すのに3日かかったんです。今は速いですが、最初は非常に遅かった。映画の公開の前に私達は非常に注意深くシーンを撮影する必要がありました」

そして『ミナリ』のリー・アイザック・チョンが監督を務める続編については、「まず始めに誰かに観て欲しいですね。非常に異なるアプローチかもしれません。(グレタ・ガーウィグ)の『バービー』と同じです。誰も彼女があの映画を監督し、あれほど成功させるとは思っていなかったですから」と語った。

『ザリガニの鳴くところ』の女優デイジー・エドガー=ジョーンズや『トップガン マーヴェリック』の俳優グレン・パウエルらが出演する『ツイスターズ』は来年夏に公開を予定している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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