県立病院で患者9人に薬を誤って処方 処方箋に別の薬が印字される 5月に事案が発生するも県への報告は8月 三重・四日市市

三重県立病院で、患者9人に対し薬が誤って処方されていました。

薬が誤って処方されたのは、四日市市の三重県立総合医療センターです。病院によりますと、ことし5月2日から23日にかけて受診した患者9人に対しピロリ菌の除去などに使われる「サワシリンカプセル250」という抗菌薬を医師が処方した際に、処方箋に誤って「バクトラミン配合錠」という別の抗菌薬が印字されていました。

9人は誤った抗菌薬を服用しましたが、健康被害は確認されていません。薬剤情報のデータベースに、処方箋に印字する薬剤名を誤って登録していたことが原因で、これを受けて病院は、登録作業を2人で確認するなどの対策をとっています。

また、県への報告が8月まで遅れたことについては「認識が甘かった」とコメントしています。

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