ユナイテッド退団決定のグリーンウッドにローマなど複数クラブが関心か… アル・イテファクは年俸約19億円オファーを検討中

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドから去ることになった元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(21)に複数のクラブが興味を示しているようだ。イギリス『サン』が報じている。

ユナイテッドの未来を背負う下部組織出身の逸材アタッカーとして期待されていたものの、2022年1月に強姦未遂などの容疑で逮捕され、それ以来活動を停止していたグリーンウッド。2023年2月に訴訟は取り下げられたが、女子チームやサポーターズトラストなどからの反発もあり、クラブがどのような処遇を与えるのかが注目となっていた。

21日、ユナイテッドはグリーンウッドの処遇に関する公式声明を発表。双方合意のもと、退団が決まったことが明らかとなった。

グリーンウッドもこの処遇に対する公式声明を発表し、「人間関係において間違いを犯したことを全面的に認める」と反省の色を示し、「僕たち全員にとって最善の決定は、僕がオールド・トラッフォードから離れてフットボールのキャリアを続けることであり、自分の存在がクラブの邪魔にならないこと」としていた。

そんなグリーンウッドに興味を示しているのが、今夏スティーブン・ジェラード監督を指揮官に抜擢したアル・イテファクのようで、年俸1000万ポンド(約18億7000万円)のオファーを提示するかどうか検討中とのこと。サウジアラビアの他のクラブも獲得を考えているという。

また、イギリス『talkSPORT』は、元ユナイテッド指揮官のジョゼ・モウリーニョ監督が率いるローマが契約を考えていると報道。『サン』によると、以前モウリーニョ監督はグリーンウッドの父親へ電話をかけ、グリーンウッド本人とも会話していたようで、レンタル移籍の話を持ちかけたという。

他にも、トルコのガラタサライが注目しているとのこと。本人が望んでいるキャリア存続のチャンスは十分にありそうだが、どのチームでピッチに戻ることになるのだろうか。

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