セーヌ川の水質に課題 パリ五輪テスト大会が終了

トライアスロンのパリ五輪テスト大会でセーヌ川を泳ぐ選手ら=18日(ロイター=共同)

 【パリ共同】パリ五輪・パラリンピックの本番会場で4日間行われたトライアスロンのテスト大会が20日終了し、不安視されるセーヌ川の水質が課題として浮き彫りになった。エッフェル塔を背景にシャンゼリゼ通りなどパリ中心部を回る華やかなコース。パラ・トライアスロンと混合リレーはセーヌ川で行うスイムが直前に中止となり、ランとバイクによるデュアスロンに変更された。

 パリ市は「泳げる川」の実現に着手しているが、ラバダン・スポーツ担当副市長は「水質装置の数値が基準値を超えていたので、選手の健康のため大事を取って中止した」と理由を説明。セーヌ川は下水道の整備に長年の課題を抱えている。

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