脱・丸刈りが席巻した夏の甲子園と誕生した新たなスター

「第105回全国高校野球選手権記念大会」は仙台育英(宮城)と慶応(神奈川)の決勝が、23日午後2時から行われる。

決勝前日となった22日、午前10時からチケットがインターネット上で販売されたが、平日にもかかわらず、慶応の応援席となる三塁側アルプスが早々に売り切れ、販売開始から約1時間たった午前11時時点でチケットはほぼ完売。残数わずかとなっていた外野席も午後1時過ぎに完売した。

今回の甲子園で巻き起こったのが、決勝に進出した慶応ナインも含めた〝脱・丸刈り旋風〟。甲子園に出場する強豪校ナインの髪型といえばこれまでは丸刈りが常識だったが、ベスト8に進出した8校のうち3校が脱・丸刈り。準決勝で対戦した慶応と土浦日大は両校が脱・丸刈りとして注目を浴びた。

そんな脱・丸刈り球児たちの中で一躍脚光を浴びることになったのが、その端正なルックスから〝慶応のプリンス〟と呼ばれる、慶応のリードオフマンとしてチームをけん引する1番打者・丸田湊斗選手。高校球児にもかかわらず肌が白いことも話題になったが、その実力は折り紙付き。

日本高野連は22日、8月31日から台湾で開催される「第31回WBSC U-18(18歳以下)ワールドカップ」に出場する高校日本代表20人を発表したが、慶応からはただ1人、丸田選手が選ばれた。

一部メディアによると、アイドルグループ・AKB48のメンバー・小田えりなは21日、横浜市内で行われたイベントで、神奈川出身とあって慶応の試合を甲子園で生観戦したことを明かした。

さらに、推しの選手を聞かれ、「チーム8所属だったので、(背番号)8番の丸田(湊斗)くんはずっと見ていて…。SNSとかですごい人気ですけど。肌が白くてイケメン」と話題の丸田選手の名前をあげた。

「慶応の選手たちは、大学に行って弁護士や会社社長を目指すケースが大半だが、大学卒業後でもいいから、丸田がプロ入りして結果を出せばスターの座は確定。『ダメ元』のマインドでもいいから、プロ入りを目指してほしいもの」(スポーツ紙のプロ野球担当記者)

決勝での活躍を期待したい。

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