地元の将来思い浮かべて 新富 中学生が「学び塾」

さまざまな職種の住民に対して仕事の魅力や業務内容を尋ねる学生

 子どもたちの主体性を育む教育講習会「しんとみ学び塾」は16~18日、宮崎県新富町文化会館を主会場に行われた。町内外の中学生23人が参加。多種多様な職業の住民らによる講演などを通じて、地域や自身の将来に想像を膨らませた。
 町教育推進コーディネーターの中山隆さん(38)と同町教委が企画。「仕事」「人」「未来」をテーマに計8人が登壇した。「仕事」をテーマにした16日は、同会館でワークショップも実施。保険や製造、サービス業など町内の約10事業者がブースを設け、生徒はそれぞれ訪れ業務内容ややりがいを尋ねていた。
 17、18日は小嶋崇嗣町長による講演や、町内在住の外国人から同町の魅力を聞く場なども設けられた。新田学園中学部1年の福留衣海(えみ)さん(12)は「地元企業や町について知らないことも多く、一度きりの人生を楽しむためにもいろんな人に出会うことが大切と感じた」と話していた。

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