レイプ未遂疑惑で退団のグリーンウッド、OBのネビル氏がユナイテッドの対応を批判「内部調査の過程は酷いもの」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのOBであり、現在は解説者として活躍中の元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏が、元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドに関するクラブの態度を批判した。

グリーンウッドは、2022年1月にレイプ未遂疑惑で逮捕。クラブはすぐに活動停止の処分を下し、グリーンウッドは自身んが契約するナイキからも契約を解除されるなど、窮地に追い込まれた。

警察の捜査などが進んだ中、グリーンウッドは2023年2月に英国王立検察局(CPS)が「もはや有罪判決の現実的な見込みは無い」と結論付け。訴訟が取り下げられ、以降はユナイテッドの内部調査の対象となっていた。

ユナイテッドは6カ月にわたる内部調査を行い、21日に声明を発表。双方合意の下で、ユナイテッドを退団する旨を発表した。

グリーンウッドも「間違いを犯した」と認めつつも「非難されるようなことはしていない」と反論。ただ、ユナイテッドに残れないと感じていたようで、退団することを選んだとした。

そんな中、イギリス『スカイ・スポーツ』の「Monday Night Football」に出演したネビル氏は、クラブの対応を批判。リーダーシップを持って解決に導こうという姿勢が見えなかったことを残念がった。

「彼が再びマンチェスター・ユナイテッドでプレーしないことは最初から明らかだった」

「そこに至るまでの過程はかなり酷いものだった。重要な状況や、今回のような困難な状況に直面した時、強力な権威あるリーダーシップが必要になる」

「それはトップからくるものだが、マンチェスター・ユナイテッドにはそれがない」

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