【甲子園】連覇に向けて仙台育英が最終調整 慶応(神奈川)との不思議な縁も

夏の甲子園、仙台育英は23日の決勝を前に最終調整を行いました。決勝の相手、慶応(神奈川)には不思議な縁があります。

仙台育英の選手たちは22日午前9時から約1時間、打撃練習を中心に最後の調整を行いました。

ピッチャーの高橋煌稀と湯田統真は、連戦の疲れを考慮し別メニューで調整となりました。

仙台育英は23日、103年ぶりに決勝に進んだ慶応(神奈川)と対戦します。春のセンバツ2回戦で戦っていて、延長タイブレークの末、仙台育英が勝利しています。

山田脩也主将「抽選会の時に決勝で会おうという話をしていたので、それが実際にできてうれしい。1つ1つ積み重ねて前年みたいな最高の景色を見たい」
須江航監督「宮城大会前の最後の練習試合を慶応さんとやらしていただいた。そこで森林監督と甲子園で戦えたら幸せですね、初戦じゃなくて決勝でやれたら夢みたいですねと話していて、それが現実になっているので不思議な縁というかワクワクしてます」

ここまでの5試合全てに登板し、大活躍を見せている湯田は、慶応打線の主軸を警戒しています。
湯田統真投手「慶応の打線は全員凄いんですけど、1番の丸田君と渡辺千之助君と加藤右悟君と延末君。そこをしっかり押さえたらいいかなと思ってます

一方、対戦相手の慶応も22日午後、バッティングを中心に練習を行い、最終調整しました。

湯田も警戒する「慶応のプリンス」こと1番バッターの丸田湊斗。今大会、打率4割超えで出塁率も5割超えのバッターです。
クリーナップも強力で4番加藤、5番の延末は共にチームトップの5打点。
エース小宅は21日の準決勝で土浦日大(茨城)相手に完封、防御率は0.78と安定しています。
慶応の大村主将も春のセンバツで敗れた仙台育英と夏に再び、それも決勝で対戦することに不思議な縁を感じています。
慶応大村昊澄主将「夢にも見てないようなシナリオ。漫画のようなシナリオで野球の神様が自分たちの野球を最後、全国に轟かせるために与えてくれた舞台だと捉えています」

夏の連覇を目指す仙台育英ナインを応援しようと、23日に仙台国際センターと多賀城市民会館でパブリックビューイングが行われます。
決勝は23日午後2時から慶応(神奈川)と対戦。khbでは午後1時49分から実況生中継でお伝えします。

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