トランプ氏側近ら2人出頭 南部州の大統領選介入事件

米南部ジョージア州の拘置施設に出頭したトランプ前大統領側近のジョン・イーストマン弁護士=22日(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】2020年米大統領選の結果を覆そうとしたとして、トランプ前大統領と共に起訴された側近のジョン・イーストマン弁護士ら2人が22日、南部ジョージア州の拘置施設に出頭した。CNNテレビによると、顔写真を撮影され、指紋を採取された。24日に出頭する予定の前大統領も同様の扱いを受ける可能性がある。

 ジョージア州大陪審は14日に前大統領と側近ら計19人を起訴した。前大統領とイーストマン弁護士は、ペンス前副大統領に大統領選結果認定の手続きを拒否するよう迫ったとされる。

 イーストマン弁護士は出頭後に保釈され、前大統領の弁護士として働いたことを後悔しているか問われると「全くしていない」と語った。

 他に出頭したのはスコット・ホール被告。起訴状によると、大統領選が不正だったとする証拠を集めようと、ジョージア州の地方投票システムに不正にアクセスしようとしたとしている。

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