米商務長官と中国大使が会談 訪中控え「重要問題提起」

レモンド米商務長官

 【ワシントン共同】レモンド米商務長官は22日、中国の謝鋒駐米大使と会談した。商務省はレモンド氏が「米国と米企業、労働者にとって重要な問題を提起し、米中関係の問題や米企業の課題、潜在的な協力分野について話し合った」と説明。バイデン政権が9日に表明した中国企業への投資規制などについて議論した可能性がある。

 レモンド氏は27~30日に訪中し、中国政府高官と会談する。商務省は「北京と上海を訪問するのに先立って生産的な意見交換をした」とした。

 サリバン大統領補佐官は22日に報道陣に対し、レモンド氏の訪中について「激しい競争には、対立に陥らないように管理する外交が必要だ」との見解を示した。

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