冷たい牛乳あり〼 江の島海水浴場でイベント 明治

暑い砂浜で冷えた牛乳を楽しむ海水浴客(22日、神奈川県藤沢市で)

夏の消費喚起へ4000本配布

暑いビーチで冷えたミルクはいかが――。牛乳の消費が落ち込む夏休み期間中の消費拡大に向け、乳業メーカーの明治は22日、牛乳の無料配布イベントを江の島海水浴場(神奈川県藤沢市)で開いた。「海×牛乳」の意外性による話題喚起と、夏の水分補給として冷えた牛乳を楽しむ新たな消費スタイルの定着を狙う。23日まで。

会場には、白と黒の牛柄に装飾された海の家や撮影スポットが登場。海水浴を楽しむ親子連れや若者らに、氷水で冷やした200ミリリットル入りのパック牛乳を手渡した。

友人と訪れた後藤啓介さん(24)は「海と冷たい牛乳の相性はぴったり。海の家のメニューにしてほしい」と笑顔で飲み干した。

イベントは、業界横断で展開する消費拡大運動「牛乳でスマイルプロジェクト」の一環。2日間で4000本の配布を予定する。同社は「8月以降の牛乳価格改定で消費への影響も懸念されている。若い世代に牛乳をたくさん飲んでもらうきっかけをつくっていきたい」と意気込む。

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