茨城・水戸で料理コンテスト 宮地さん(緑岡)最優秀 高校生の部 県産食材で献立競う

実技審査で食材を手際よく調理する参加者=水戸市見和

茨城県内の子どもたちが県産食材を使って「主食、主菜、副菜」のそろった朝食メニューを考え、調理を競う「つくろう料理コンテスト」(県教委など主催)が22日、水戸市見和の中川学園調理技術専門学校で開かれた。書類審査を通過した小中高生11人が60分間、それぞれ提案した献立を調理する実技審査で腕を振るった。高校生の部はメニューに21品の県産食材を取り入れた、宮地綾乃さん(緑岡2年)の「なつかしの味 ふるさとの朝ごはん」が最優秀賞を受賞した。

小学生の部は田中彩絵さん(ひたちなか市立佐野小5年)の「カラフル茨城!!ハッピー朝ごはん」、中学生の部は大津芽愛さん(水戸市立内原中1年)の「茨城の自然の恵みに感謝で満腹 栄養満点朝ご飯」が、最優秀賞に輝いた。

同コンテストは2004年に始まった。今回は「休日の朝に家族と一緒に食べたい『Myホリデー朝食メニュー』」をテーマに公募され、3337点の応募があった。この日は小学生3人、中学生5人、高校生3人が調理の実技審査に臨んだ。制限時間内にどれだけ手際よく調理できるか、料理の味や見た目、作りやすさなどが審査された。

宮地さんは「進学した兄が茨城の味を思い出すような献立にした」と思い入れを話した。

最優秀賞のメニューは今後、県庁の生協食堂で提供される。食品スーパーのカスミ店頭では、受賞メニューの料理のレシピカードが配布される。また、実技審査で振る舞われた料理のうち数品が、ホテルレイクビュー水戸で提供される予定だ。

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