レイズのワンダー・フランコが休職扱いに SNSでの疑惑の調査継続

日本時間8月23日、ワンダー・フランコ(レイズ)はMLB機構とMLB選手会の合意により、次の通知があるまで休職扱いとなることが発表された。フランコは未成年者との不適切な関係がSNS上で取り沙汰されており、MLB機構と母国・ドミニカ共和国の当局は調査を開始。フランコは日本時間8月15日に制限リスト入りし、チームを離れていたが、調査が継続されるなか、休職扱いに移行することになった。なお、休職期間中はサラリーが発生し、サービスタイム(メジャー登録日数)もカウントされる。

当初、レイズはフランコとのあいだで「遠征期間中の制限リスト入りに合意した」と発表していた。レイズは6試合にわたる西海岸遠征が終了し、日本時間8月23日からホームでの6連戦がスタート。しかし、フランコの疑惑に関する調査は完了しておらず、制限リスト(サラリーなし・サービスタイム加算なし)から休職扱い(サラリーあり・サービスタイム加算あり)に移行して調査を継続することになった。休職扱いは懲罰的な意味を持つものではないが、現時点ではフランコが戦列復帰する見通しは立っていない。

MLB機構からの発表後、レイズは「我々はワンダー・フランコを休職扱いとしたMLB機構の決定を支持します。タンパベイ・レイズはフィールドの内外で、高い水準の誠実さを守ることを大切にしています」とのコメントを発表。「ファンやサポーターの理解と忍耐に感謝します。MLB機構による調査のプロセスが完了するまで、この件に関して、これ以上のコメントは差し控えさせていただきます」と付け加えた。

現在22歳のフランコはメジャー3年目の今季、112試合に出場して打率.281、17本塁打、58打点、30盗塁、出塁率.344、OPS.819を記録。自身初のオールスター・ゲームに選出された。出場したのは日本時間8月13日のガーディアンズ戦が最後で、翌日に疑惑を否定したあと、公にコメントすることを避けている。なお、フランコはアメリカとドミニカ共和国の両方で弁護士を雇ったことが報じられており、今後の動向に注目が集まっている。

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