V長崎 トップチームに2人昇格 鎮西学院高の七牟禮と西村 同時昇格は初めて

トップチームに昇格するV・ファーレン長崎U-18の七牟禮(左)と西村=V・ファーレン長崎なごみクラブハウス

 V・ファーレン長崎のU-18から来季のトップチーム昇格が内定したFW七牟禮蒼杜(17)、MF西村蓮音(18)が22日、長崎県諫早市のなごみクラブハウスで入団会見に臨み、七牟禮は「1年目から先発争いに加わり、ゴールという結果にフォーカスしたい」、西村は「ポジション的に先輩の安部選手がライバルになる。そこを超えていきたい」と意気込みを語った。
 七牟禮は身長180センチ、体重73キロ。宮崎県出身で高校2年時からJリーグに出場できる2種登録されており、昨季は天皇杯に出場した。相手DFの背後への飛び出しやペナルティーエリアでの駆け引きを得意とし、U-18のエースとしてプリンスリーグ九州で得点ランキング1位につけている。
 西村は身長166センチ、体重59キロ。長崎市出身で小学1年からV長崎に所属している。複数ポジションをこなせる器用さがあり、U-18ではボランチからセンターバックにコンバートされた。状況判断に優れ、足元のうまさに定評がある。竹村栄哉テクニカルダイレクターは「トップチームではボランチかトップ下で成長させたい」と構想を描いている。
 下部組織からトップチーム昇格は5、6人目で、2人同時昇格は初めて。2人が通学する鎮西学院高の川﨑健校長は「期待を背負ってトップチームに昇格した。ここをゴールとせず、国際舞台で活躍するくらい羽ばたいてほしい」と期待を寄せた。

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