【剛竿だけど疲れない】近海ジギングを制するジグザムドラッグフォースにベイトモデル2機種追加

テンリュウのハイエンドジギングロッドシリーズであるジグザムドラッグフォースに、ベイトモデル2機種追加ラインナップされる。近海ジギングから電動ジギングなど、幅広く活躍するこのモデルの特徴を深掘りしていく。

●文:ルアマガプラス編集部

今回の実釣は動画でも公開中!

ジグザム ドラッグフォースに新たに追加されたベイトモデル2機種

― ジグザム ドラッグフォース JDF591B-G5/6

急流を征するバーチカルモデル
グラス素材をベースにブランクを構成し、急流下でのバーチカルジギングに特化。150~300gといった幅広いジグウェイトに対応し、スローからミディアムテンポのワンピッチジャークが得意なアクションに設定。5番クラスのティップが着底感を高めつつ、6番クラスのバットパワーが魚を暴れさせず強力なリフト力を発揮。電動リールを使用したスタイルにも対応します。

ジグザム ドラッグフォース JDF591B-G5/6[テンリュウ]

― ジグザム ドラッグフォース JDF591B-G7/8

魚を暴れさせず、強力なリフト力を発揮!
グラス素材をベースにブランクを構成し、激流下でのバーチカルジギングに特化。250~400gまでの幅広いジグウェイトに対応。ジグの操作面では、スローからミディアムテンポのワンピッチジャークを得意とするセッティングとなっている。7番クラスのティップで、ジグの着底をしっかりと把握。バットパワーには8番クラスに設定し、ファイト中には魚を暴れさせず、強力なリフト力を発揮し主導権を譲らない。また、近年流行の兆しを見せる、電動リールを使用したスタイルにも対応する。

ジグザム ドラッグフォース JDF591B-G7/8[テンリュウ]

【ジグザム ドラッグフォース ベイトモデルのスペック】

激流エリアに対応し使いやすさを見直した

ジグザムドラッグフォースのフルモデルチェンジに伴い、ベイトモデルも新作がついに登場となる。前作のコンセプトを踏襲し、ブランクスはグラスとC・N・T(カーボンナノチューブ)のコンポジット。潮流の速い海域でも、グラス素材がジグの引き抵抗を吸収し、 軽い力で操作できることが大きな特徴だ。

JDF591B-G5/6は近海のジギングを網羅できるアイテム。前作同様のグラスコンポジット素材で、グラス特有のジグウエイトの幅の広さがあり、200g前後をベストウエイトに、下は120g、上は350gのジグまで対応。ジグの重さが変わっても、操作感が大きく変わらないのが特徴だ。バット部に配合されたC・N・T(カーボンナノチューブ)により、魚を浮かせるパワーも抜かりない。

5/6という表記は、ティップが5番でバットが6番のパワーレンジを表す。前モデルに比べティップ側を軽く設計してあるので、しゃくりの動作をとても軽快に行なうことができる。5番クラスの追従性の高さと、6番クラスの力強さを合わせつ、いいとこ取りのロッドになっている。

JDF591B-G7/8は、MAXで500gのジグを背負えるロッドでいながら、それでいて操作性はとてもライトに仕上げている。これまでの500gのジグを扱うロッドはアングラー側の負担も大きかったが、このロッドは軽快に柔らかいアクションを入れていくことができる。これもグラスコンポジット素材ならではの特徴と言える。

ジグが300gまでならJDF591B-G5/6、それ以上ならJDF591B-G7/8と、潮流に合わせてこの2機種を使い分けていくとよいだろう。

ガイドはチタンフレームのSiCリング。ガイドの個数を増やし、バットガイドを足高タイプを採用。
リアグリップを1インチ伸ばしたことで、脇にロッドをホールドし易いようになった。
アシストグリップを採用し、握りこむことでパワーファイトが可能に。

タックルバランスについて

リールとラインは、JDF591B-G5/6なら1500〜2000番にPE2〜4号、リーダーは40~60lb。JDF591B-G7/8は、リール2000~3000番、PE3~5号、リーダーは50~80lbが使いやすい。また、JDF591B-G7/8は電動ジギングにも対応しており、電動リール3000番、ラインはPE4-6号、リーダーは50-80lbを推奨。電動ジギングは特にグラス素材と相性が良く、アクションの反発力をロッドが吸収してくれるので、1日通して釣りをしても疲労感を抑えることができる。

近海ジギング、電動ジギング、トンジギ・キハダと、かなり幅広い釣りに対応することが可能だ。

明石海峡の激流ポイントで青物を狙う

テンリュウスタッフの舟木雄一さん、松本宏さん、梅田晃司さんの3人で実釣開始。

松本さんはJDF591B-G5/6モデルからスタート。中層にイワシボールがいるという船長の指示を受け、ベイトが小さくまだ潮も動いていないということから120gをセット。舟木さんもJDF591B-G5/6モデルを使用し、ジグを120〜160gとローテしていく。水深は35〜50mで、釣り始めはまだ流れは速くはない。

<松本’s 使用タックル>ロッド:ジグザム ドラッグフォース JDF591B-G5/6 (TENRYU)リール:オシア ジガー 1500HG (SHIMANO)ライン:PE2号 リーダー:フロロカーボン12号メタルジグ:120g

松本「ティップの味付けを旧モデルから変えており、操作性がさらに向上。グラスロッドは感度が悪いイメージがあるかもしれないが、ドラッグフォースのベイトモデルにはそんなことはない。ジグの着底感度が高いし、操作性も高いです」。

梅田さんがブレードジグを試すとサワラをキャッチ。バレやすいサワラだが、最後の突っ込みにもグラスロッド特有の粘りで対処し、無事ランディングできた。

バラシやすいサワラも問題なくキャッチ。

JDF591B-G5/6はグラスコンポジットということもあってジグウエイトの許容量の幅が広く、120gというライトジギングの領域のジグでも問題なく扱うことができるし、上限は350gまで対応。軽いジグでも重たいジグでも、フワッフワっとジグをジャークさせることが可能だ。

ボトムから少し上のヒットゾーンを見事とらえ連続ヒット。

松本さんはパターンを掴み、小型ながらも本命の青物をキャッチ。魚の群れが入ってきているとのことで、アピール強目にアクションを入れたことが結果に繋がった。梅田さんとのダブルヒットもあり、船中は賑やかな状態に。

梅田さんと松本さんはダブルヒット。

― このロッドでしか成し得ない釣りがある唯一無二の2アイテム

近年のライト化するジギングロッドとは逆行するかたちで『ヘビーウェイト・パワータックル』を追求したジグザムドラッグフォースのベイトモデル。剛の中にも柔ありで、激流ポイントでもアングラーに過度な負荷をかけずに釣りができるように、各部を見直して大幅に進化したのが今回のニューモデルだ。潮の動き始め、ジグウエイトが軽い場合ならJDF591B-G5/6をチョイス。本格的に潮が飛んできて、重いジグが必要になってきたらJDF591B-G7/8をセレクトしよう。

オールマイティモデルとは行かないまでも、瀬戸内海(来島海峡、クダコ海域)、太平洋(トンボ&キハダ ジギング)、日本海(玄界灘 電動ジギング)と、このロッドの個性が活躍する場面は多い。状況にハマれば唯一無二の威力を発揮するこの2機種を、ぜひ手にとって確かめてみてほしい。

― 今回の実釣を動画でチェック!

「ジグザム20周年フォトコン」開催中!

2023年はジグザムが発売されてから20周年を迎える記念すべき年。その節目を記念して、フォトコンテストが開催される。入選すると豪華賞品のプレゼントと、投稿した写真が2024年度カタログの特別ページに掲載される嬉しいイベントだ。皆様ふるってインスタグラムにて自慢の写真を投稿しよう!

― #ジグザム20周年フォトコン

  • 所定の方法でインスタグラムに投稿することで簡単参加。
  • 魚種は問わず!。写真は未発表の作品(写真)に限る。
  • 期間中は何度でも応募可能!
  • 参加費は無料!
  • 募集期間2023年5月15日~9月30日【20週】(※期間前後の投稿は無効になります)
  • 入賞作品の発表 2023年10月中旬頃を予定
  • 入賞者には豪華賞品をプレゼント!

― 対象シリーズ

― 賞品

1.メモリアル賞(1名)/ユーザー様ネーム入りロッド(★) + カタログ写真掲載(*) + 2024年度カタログ

★)現行のジグザムシリーズよりご希望のモデル1本を、ユーザー様のネームを入れてプレゼント。記載名、記載位置、フォント、サイズ、色はお選びいただけませんのでご了承ください。特別製作につき、発表後お届けに3ヶ月ほど製作期間を頂きます。ジグザム・ドラッグフォース、ディープライダー、ワイルドマークよりお選びいただけます。

*)カタログ掲載につき高画質の写真での撮影をお願い致します。

2.ナイスフィッシュ賞(2名)/グッズ詰め合わせ + カタログ写真掲載(*) + 2024年度カタログ

プレゼントの発送先は日本国内とさせて頂きます。また、ご投稿頂いた本人様のみとさせて頂きます。

― 応募方法

  • Instagramの「tenryu.japan」公式アカウントをフォローして下さい。
  • @tenryu.japan」を写真にタグ付け
  • ハッシュタグ「#ジグザム20周年フォトコン」を記載。
  • 釣れた時の感想などをお書き下さい。審査の際に参考にさせて頂きます。
  • 写真を Instagram に投稿することで応募完了です。

その他、選考基準や採用例・注意事項は「#ジグザム20周年フォトコン」詳細ページをご確認ください!

「#ジグザム20周年フォトコン」詳細ページ >>


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