「恐竜科学博」 海の王者「モササウルス」

現在、東京ミッドタウンで開催中の恐竜科学博から注目の恐竜を中継でご紹介します。ご紹介するのは、白亜紀の海の王者「モササウルス」です。

なんと言っても大きいの一言。全長は大きいもので17メートルにも達する最大級の海の生物で、あらゆる生き物をエサにしていたようです。このモササウルスの体内からは、2体のサメや首長竜のほか、他のモササウルス類の残骸も確認されているそうです。

モササウルスの生息地は、大西洋の広い範囲と考えられていますが、この展示の舞台となるララミディア大陸とその東にあるアパラチア大陸の間にある海、ニオブララ海では、最強の海の王者として君臨していたようです。

実はこのモササウルスは、厳密には恐竜ではなく爬虫類に属しているのですが、今の時代でいうと何に近い生物でしょうか?正解は、トカゲ。イラストには、トカゲに似たウロコがあるのが分かります。

体型はオオトカゲに似ていると言われていますが、海での生活に適応するためにより巨大で胴長、頭の細い流線型になったとみられています。また手足もヒレのような形になっていて、水中を自由に泳ぐための形態に変化したようです。

このモササウルスをはじめ、様々な恐竜の貴重な化石や標本を見ることができる恐竜科学博は、9月12日までの開催です。

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