東証、午前終値3万1962円 続伸、割安感で買い

東京証券取引所

 23日午前の東京株式市場の日経平均株価は続伸した。取引開始直後は売り注文が先行し、一時は前日終値から100円超値下がりしたが、割安感のある銘柄を買う動きが出て上昇に転じた。

 午前終値は前日終値比106円28銭高の3万1962円99銭。TOPIXは5.49ポイント高の2271.20。

 前日の米国市場で半導体株が下落した流れを受け、朝方は半導体製造に関する銘柄を中心に下落した。米格付け会社が21日に一部の米銀行の格付けを引き下げ、金融システムの安定性への懸念が出ていることも平均株価の重しとなった。ただ、前日まで下落が目立った銘柄を買い戻す動きが次第に強まった。

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